イリュミナシオン

10時起、宿酔レベル5。何やら階下でガタガタと物音。おりてみると、家人、染髪中。ラップを頭に巻いた家人を横目にコーラG飲。再び寝床、うとうと。昼頃目が覚め、階下におりる。なんと家人、赤毛。大げさに言っているのではない。つまり茶髪とかそういうレベルではない、文字どおり「赤毛」。パンクロッカーにでもなるつもりか。いや、シンディ・ローパーかお前は。再眠。

15時、広島よりG母とG妹が来たる。家人含む四名、気を遣い合ってしまい会話ぎこちない。それはきっと、家人の「赤毛」が気になって仕方ないせいだろう。のちに訊くと、染色時間を長くとり過ぎたのだとか。家人「失敗した」。あっけらかんと言う。御本人、まんざらでもない様子。後、再眠。

20時、足立の焼肉屋に行く。牛肉を焼き食らいつつ、生ビール、焼酎などを飲む。ふと見ると、しばらく会わないうち、G妹が肉体的にすっかり「女性」らしくなっていることに目をとめ、禁断の妄想にふけったり、いやらしい想像をたくましゅうする。が、それを邪魔する家人の赤毛よ。いや、赤毛の家人よ!

帰宅後、ウオツカ飲みつつ雑談。G妹が入浴するというので、「どうぞどうぞ」。言いつつ、覗きに行くタイミングをうかがう。この時すでに、G母は就寝していたため、家人の存在だけが邪魔なのである。私は、家人の飲み物に睡眠薬でも入れときゃよかったなあ、と後悔したが、あきらめることはない。時間見計らい、「トイレ行ってくるわ」。嘘をつき立ち上がろうとすると、赤毛の家人、「そんな度胸ないでしょ」。見透かされてるな。

深更、ウイスキー、本稿。変態でいるのも、けっこう大変だな。現在6時、メチャクチャ寒い。