うなぎ

朝出発、陰鬱。このところ雨ばかり、それだけじゃない、気温まで冬並み。気象予報士はいう「本日この雨、雪になる可能性も――」冗談じゃない。じき5月だぞ。

18時帰宅。入浴後、仮眠一時間。レーズンバターの夢をみる。内容は、ここに書けるようなものにあらず。台所にゆき家事にいそしむ。本日も独身なり。

麦酒のみつつ鰻を二匹食う。無論、生にあらず。蒲焼である。これは先日、静岡県に住まう友人より送られてきたもので、浜名湖の鰻である。真空パックのそれを、電子レンジで温めなおしただけだが、まことに美味。一匹を酒の肴に、もう一匹を米飯にのせ鰻丼。いささか食いすぎた。UNGに感謝。いや違う違う、鰻に感謝してどうすんの。Kちゃんに感謝。

22時、自室に引き揚げウイスキー、書きもの。日記を三日分。日々のあらまし、紙に記してはいるものの、ただそれを「入力する」というわけにもいかず、つらい作業になる。しかし、必ずしも嫌ではない。それは小説などの原稿もまた然りである。

と書いてキーボード打つ手を休めると、窓外の雨はいつの間にか、みぞれに変わっていた。