放熱

朝出発、大雨。職場へ向かう道中、ふと、北斎の浮世絵が念頭に浮かぶ。その絵に描かれているような雨が、朝に降っていたからであろう。が、さっき調べてみたら、その絵は歌川広重の「大はし あたけの夕立」という絵であった。なんだ、広重か。しかも「夕立」かよ。やはり私は、浅学なんだなあ。K笑。

午前、東北道を激走、宇都宮にゆき納品。その帰路、蓮田SAに寄る。山菜そば、握り飯、サンドイッチ、アメリカンドッグを食う。高速道路のSAなどに寄ると、ごく自然に、アメリカンドッグを買ってしまうのは何ゆえか。あんなもの、マズくはないけれど、美味いとも思わないのだが。

19時帰宅、くたくた。襤褸雑巾さながらの私。というのは、雨と汗に濡れては乾き濡れては乾きを繰りかえしていると、着衣は変色、悪臭を漂わせるものだからである。以前、夏の盛りだったか、この匂いを形容するに、「死んだカブトムシの匂い」と真面目な顔で言った同僚ありけり。言い得て妙というものなり。

夜、麦酒、洋麺を食う。箸で。後、「シュー・クリーム」という洋饅頭を食う。手で。食いつつ、私は非国民なのだなとつくづく思う。深更、琥珀色の洋酒を飲みながら書きもの。就寝4時頃。