めまい

13時にすべての配達を終わらせ、あとは車中にて夕刻まで書見。17時半ごろ帰宅。昨今、すっかり日が長くなったのと、いくらか仕事が落ち着いてきたのとで、まだ明るいうちに帰宅できるのをうれしく思う。入浴後、いつまでも汗が引かなくて困る。これじゃ何のために風呂に入ったのかわからない。全裸のまま二階に上がり、部屋の窓を全開にして涼んでいると、にわかに強風が吹き込んできて、忽ち寒くなる。慌てて浴衣を着け台所におりる。

夜、赤魚粕漬を肴に麦酒を飲む。空腹のせいか、歳のせいか、大瓶一本でほろ酔い。家人に味噌汁と梅干、米飯を少しもらい、それを食したるのち自室に引き揚げる。味噌汁の具は、ほうれん草であった。

焼酎を飲みつつ書きもの。ふと、今年は自分で梅干を漬けてみようかしらと思いつく。むつかしいなら、梅酒でもいいだろう――。そんなことを考えるとは。やはりこれも、歳をとったせいなのだろう。