かもめはかもめ

朝出発。宿酔により体調不良。かつては焼酎や日本酒を一升飲んだくらいでは翌朝どうということもなかったが、あれから十余年、いまや私は怪しげな体臭を放つ、くたびれた中年男に成り果て、毎朝、宿酔の辛苦とたたかっている。つまり内臓系、体力の衰えにより、若い時分に比べ、体内に酒が残留するようになったのである。けれども酒や生活に対する「考え方」というのは、その頃とちっとも変わりなく、衰えもせず、まあ早い話、懲りてねえ、進歩してねえ、というだけなのであって、たとえば、「では酒の量を減らしたらどうだろう」とか「早目に就寝したらどうか」などと考えることは一切なく、「ナントカナッダロー」の日々なのである。あきらめました、あなたのことは。http://www.youtube.com/watch?v=eOATKCMgsNs

夕刻あたりから、どういうわけか頭痛と吐き気が酷くなる。そればかりか、強烈な不安感の如きものに襲われ、帰宅する頃には「ココハドコ?ワタシハダレ?」の離人発作。帰宅後もそれらの症状おさまらぬので、酒類一滴も口にせず、削り節ごはんを食って22時就寝、なれど朝まで半醒半睡まぼろしをみる。