安静の大獄

17時半ごろ帰宅。入浴後、米と酒を切らしていることに気づき、近所のスーパーへゆく。このところ買物と晩飯の仕度は、身重の家人に代わって私が担当している。身重とはいえまだ7ヶ月、家事ぐらいできそうなものだが、前回の検診時(2週間前)に医者から、子宮頚管、すなわち産道が若干開いているといわれ、管理入院をするか、自宅での絶対安静か、その選択を迫られたのだという。そう聞くと、なんだかとても深刻な事態のように思えるが、実際は、どうも胎児の成長が順調すぎるようで、その重みで下にさがってきているだけなのだとか。これには私も苦笑を禁じ得なかったが、考えてみると、ちと早いか。だがまあ、二人も腹ンなかにいれば、そりゃいろいろあるだろうよ。ちなみに家人、じっとしていられぬ性分のためか、或いは、私には何も任せられないと思っているのか、前回の検診からこっち、ほぼ普段どおりの生活を送っている。