3D欲求

このところ“一日一食”の習慣が身に付きつつあり、それでどうにか凌げる、いや、大した苦もなく過ごせるようになってきているというのは、当世流の言い方をすればまことに「エコ」なのであって、ある意味では喜ばしいことなのかもしれないが、私にとっては憂うべきことである。というのも、多忙によりその時間的余裕がないとか、また経済的な余裕がないからとか、ダイエットをしているとか、体調が良くないとか、そういう理由からではないからである。つまり「食欲」の衰えに、自らの老化を痛切に感じたのである。