女体

18時帰宅。仕事中に面白い話が浮かんだので帰ってきてすぐパソコンに向かい書き始めたらこれが死にたくなる程のつまらなさであったことから世の中すべてを土瓶蒸しにしてやりたいという恐ろしい考えにとらわれもしたが、そんな妄念をどうにか振り払い思ったのは、それでもやっぱり松茸のお高いことであった。なぜなら世の主婦たちは松茸の値段よりもその形状や色、大小、そしてその匂いに敏感だからである。私は夏をあきらめた時のようにマッタケもあきらめ「ベランダで出来る!椎茸栽培キット」なるものを“カートに入れる”に入れてしまう。だが、きっと買うことはないだろう。アーメン・・・・・・。


そんなことしてふざけているうちに夜になっていた。どうしていつもそうなってしまうのか。アタシなりの流儀なのだろうか。それはさておき、家人より妊娠33週目を迎えた旨の電報が届く。いよいよここまできたか、といった感じ。子らのひとりは推定体重2000g超、もうしとりは1700〜1900gということだから、さのみの体重差もなく一安心といったところか。だがそう安心してばかりもいられぬのが双子妊娠なのである。双子の場合、33週まで腹にとどまっていてくれれば、まあ御の字なのだとか。「そりゃそうだよなあ。」としか家人に返す言葉のないアタシはそれでもヤラシイことばかり考えてますます盛ん。