南天

10時。


子の泣き叫ぶ声で目を覚ましたが、就寝が6時近かったのとひどい宿酔でもある為、もうちょっと寝ていたい。ゆえに眠っているフリにてやり過ごす。家人がなんとかするだろうと思ったからだ。ところが、一向に子が泣きやむ様子なきゆえ、仕方なく起床すると、家人は熟睡中であった。いや、家人もまた「ぼんちゃんがなんとかするだろう」と思っていたのかも知れない。子らの生活パターンは「泣く、飲む、寝る」の繰り返しであるから、私のそれと似てなくもないと感じる。夜、雪が降る。