帰宅

19時に広島空港。


家人とその母、叔父、子らも同行(見送りのため)。私がハルを、家人がオトを抱き空港内に入る。近年、双子の出生率は高くなっていると聞くが、それでもまだ珍しいのか、大抵の人がわが子らに目をとめる。なかなかに気分の良いものではあったけれども、「あらっ、双子ちゃん!まぁー、おめでとうございますう」などと声をかけてくるオバンまで現われる始末で、なんともはや、照れくさい。


空港内の飲食店で、生ビール飲みつつカキフライ定食を食う。「カキフライ専用ソースでどうぞ」とのことだったので、かけて食ってみる。まずくはないが、やはり私は、カキフライは醤油で食うのがいちばん好きだ。後、搭乗口に向かう。まだ帰りたくない気持ちと、帰りたい気持ちとが相半ばしている、と思いきや、「早く帰りたい」という気持ちのほうが、かなり上回っていた。


零時帰宅。入浴後、向こうで買ってきた珍味を肴に麦酒のむ。また明日から仕事かと思うと気が滅入る。それにしてもこの一週間、よく頑張ったと自分に言ってやりたい気分。あの子らがいなかったら、家人の実家に七日間も滞在することなぞ、私には耐え難きことであったろう。