連続大沸騰

朝出発、宿酔評価4。というのは昨夜未明、私の悪い癖「ええい、もうどうにでもなれ」が出てしまい、結局、就寝4時半。へろへろ状態で職場に到着。昨日休んだせいだろうか、先輩運転手の一人に挨拶するも無視される。これこれ、こういうのを「大人げない」というのだよ。まあ、飲んだくれて仕事に行かない私も「大人げない」のかもしれないが。

出荷表(配送予定表)を見ると、案の定そこには私の名前がびっしり。すなわち、本日の主役は私、ということである。そうですか。そうですよねぇ。そんなことだろうと思ってましたよう……。と冷静を装いつつも、無茶な配送予定を組まれた私の心は激しく動揺、それがどういうものなのかも理解できぬまま、つまりそれが、私が欠勤したことへの懲らしめなのか、そんな懲らしめに対する私の憤りか、いや、悪いのは私なのだからこれも当然、それにしても、うわあ、うわあああああ!

駆け込んだトイレで嘔吐し、しばし煩悶していた私は、もう胃の中に何も吐き出すものがないと分かると、髪の生え際あたりに浮き出ている、ねっとりした汗を拭いながら、ゆらゆらと立ち上がった。出ると、鏡の前に立ち、そこに映った真っ白な自分の顔が、「ふふっ」と力なく、私に微笑んだのを見た。

夜、へとへと帰宅。うつろな目、汚い靴下。炊飯器、壊れる。これからは私も、土鍋で炊飯しようかしら。麦酒、餃子、米飯などを食う。深更、ウイスキー、本稿。「ええい、もうどうにでもなれ!」。