Departure

15時起、「宿酔。これは百年一日のごとく変わらないなあ」、冷蔵庫から烏龍茶のペットボトルを取り出したとき、つくづく思う。考えてみると、私のまわりではこの春、転居、転職した者、同棲を始めた者、結婚した者、子が生まれ「父親」になった者、大学を卒業後さらに学びたい事ありて、また学校に通い始めた者、と有為転変。出発ロビーは、そんな人たちでごった返していた。

さて私はどうだ。日々泥酔、宿酔、日々あまったれ、枕元に、ウイスキーの空き瓶6本、酔っぱらって踏みつぶしたティッシュの箱、宅配寿司屋の品書き、酔っぱらってギター代わりにした「布団たたき」、居酒屋の割引きクーポン、蚊取り線香、枝、裁縫道具・・・・・・。

夜、麦酒、山芋豆腐、鯖一夜干し、おみおつけ、米飯。後、書見。ゴーゴーを踊らない。はずかしいから。

深更、ウイスキー、書きもの。ほんもののけだものになりたい。毛だらけの。