I can’t stop the 下痢

朝からゲーリー・オールドマン。日中のことは書きたくない。なぜなら、腹痛がちっとも良くなっていないからである。もう三日目である。女性は毎月、こんな感じなのだろうか。

夜、麦酒のみつつ枝豆を食う。笊に盛られた枝豆は青青として、湯気をあげている。やはり枝豆は、茹でたてがよろしい。そして私は、未熟なものがよろしい。トマトもまた然りである。しかし、こと女性に関しては熟女専門である。いったいこれはどういうことか――。

ひとつつまんで口に運べば、かぐわしき初夏の匂い。あるいは真夏の草いきれ。サヤをしごいて豆を一粒、口に入れる。噛みつつ、甘味と塩味を感じ、すかさずもう一粒。もう一粒。空いたサヤを抛り「うまい」。自分好みの塩加減である。となるとその一連の動作は機械的になり、ひたすら食い続ける。ほんとうにうまい枝豆というのは、麦酒を飲むことすら忘れさせるほどのものなのである。

枝豆の「塩加減」というと、こんな話を聞いたことがある。枝豆は、その時期(旬)や品種の良否もさることながら、やはり塩加減が大事なのだという。プロは、中の豆に塩を通すため、茹でる前にひとつひとつ、サヤの両端を鋏で切りおとすのだという。私はその話を聞き、いたく感心したのを覚えている。いるが、そんな丁寧な仕事をした枝豆に未だお目にかかっていないというのはどういうことか――。

断続的に襲ってくる腹痛により、酒を飲む気にもならなければ、自涜する元気もない。就寝23時。ビートルズの名曲「ゲリピー」。中学生並みの発想である。苦笑。http://www.youtube.com/watch?v=BUh-uCjzGDM