ウインブルドンペニス

朝出発。宿酔と睡眠不足の和風セット。一週間分の疲労が蓄積して朝からぐったり、気分も重く沈みがちな金曜日ではあるが、明るく楽しい歌で元気を出しましょうよ、と、早見優さん「夏色のナンシー」を口ずさみつつ職場に向かう。が、歌詞をよく知らないので、冒頭の部分だけを繰りかえし歌う。

15時半、鳩D吉にてラーメンを食う。これで三日連続である。家人曰く「よく飽きねーな」だが、私に言わせれば「行く度にいつも同じものを食っても、その味が違うから楽しい」のである。まあ、ラーメン屋としてそれはどうかな、とも思いますがね。

18時帰宅。入浴後、缶ビール飲みつつパソコンのメールを確認していたら、「入れ歯の具合はどうですか?」という件名のメールがあった。幸い私はまだ入れ歯ではないので、具合も何も、答えようがない。後、仮眠という名の欲望。

夜、まぐろ刺身、ブロック塀、レコード針を肴に麦酒を飲む。そこに私というダメ人間を落とし込んでゆく。甕に満たされた水のなかでいくつもの珠になり、それらが破裂して、赤、黄、緑、紫、闇。そうかあれは花火かと。胎内から見た逆さまの花火かと。

深更、ウイスキー飲みつつ国民年金。メランコリー。