林家P

18時帰宅。このところ土曜日は昼、ないしは15時に帰宅できていたので面白くない。面白くない理由のひとつに、職場や上司への不満がある。というより、職場や上司のせいにしている。おれはいつからこんな人間に成り下がってしまったのか。そして、そんな面白からぬ気持ちひっかかえたまま家人と相対しますれば、どういうことになるか。そりゃ家人もおれも、面白いわけないではないか――。

6時、再帰宅。台所にてカゴメの野菜J飲みつつ喫煙。「悪銭身につかず」で、先月拾った5万円がパー、今月の小遣いもパー。パーパーのキューキューのペーパーである。そんなことを思いながら呆然と過ごし、やおら冷蔵庫から缶ビールを取り出し飲み干してから、寝室に向かう。眠っている家人が若しや起きていて「朝まで飲んでいたはずなのに酒臭くないのはおかしい」と不審に思うのを恐れるからである。じつにバカバカしく矮小な行為ではあるが、この小さな努力を怠るか否かによって、得るもの(失うもの)が大きく違ってくるのもまた事実である。