しなびたちん

拙宅の玄関は東向きなので、日中もっとも太陽光を浴びるのは日の出から昼頃にかけてである。向かいには日照を妨げるような高い建物はないから、この季節、私が家を出る朝8時頃ともなると、玄関のドアは熱せられ、その熱気がむらむらと、三和土で靴を履いている私に外の暑さを・・・・・・いや、この話はヤメタ。

出発。朝から茹だるような暑さである。私が小学生だった頃の夏休みといえば、母親に「朝の涼しいうちに宿題やっちゃいなさいよ」とよく叱られたものだが、今どきの小学生はどうしているのかしら。朝からおクーラーのきいたお部屋でおビールかなんか飲んじゃってるんじゃないのかしらん。うらやまCな。当時の私は、カルピス飲めるのがうれしくてね。

19時帰宅。豚肉料理と夜明けの海が見たいの。見たいの。見たいの。見たいの。しつこく言う。そして秘密。後、麦酒飲みつつ単独会議。ゴドーを待ちながら、米飯とあさりの味噌汁を食う。あさりの味噌汁には、三つ葉を加えなさい。そして、貝殻は食わぬがよろしかろう。

深更、ダボシャツ運動家。自棄酒からは何も得られないという考え方や論説は実践に基づいていない。私に言わせれば、すべての飲酒行為“そのもの”が自棄酒なのである。たとえば平和的に思える(見える)「晩酌」であっても、つまるところ、それは自棄酒なのである。極論ではあるが、暴論ではないだろう。就寝4時半。