BBQの最高司令官

正午起。本日より四日間の夏休みである。台所へゆき、「ハイハイホー、チェキ、チェキ、チェキ少尉」とか「ランランラン、ランランラン、ランラン蘭ちゃんの、ハイミーお花畑」などと、いま思うと恥ずかしくなる自作の童謡を口ずさみつつ、カップ焼きそばを調理して食う。後、谷塚駅にタクミンを迎えにゆき、いざ鳩G谷へ。腐りかけのソッファー。洗濯機フライドチキン。

17時、鳩G谷。Y作氏の実家の庭にてバーベキュー。Y作氏の弟君が火おこしに悪戦苦闘するなか、私は悠々と缶ビールを飲む。タクミンが火おこしを手伝い、ようやく炭に火がつく。それから食材の買出しである。素人のバーベキューというのはまことに無計画で、私のような玄人をしばしば呆れさせる。買出し班が出発したあと、私は炭火を眺めつつ、悠々とシャンパンなどを飲む。善い哉善い哉。――買出し班が大量の肉や魚を買い込み戻ってくると、いよいよ本格的なバーベキューが始まる。この時すでに、19時頃になっていたんじゃなかろうか。当初は15時の開始を予定していたのだが。

21時頃、雨が降りだしたのをしおに屋内へ移動。ワインやウイスキーをちびちび飲む。Y作氏の子を撮影したり、盆提灯の灯りがゆっくり回転するのを眺めたり、じつに愉しく、じつに気持ちよく過ごす。ほかにも書きたいことはたくさんあるが、書ききれない。この夏いちばんの思い出になろうことは明らかである。とだけ言っておく。