3D欲求5

赤ん坊に性欲はあるか。答えはノーである。赤ん坊が乳房を吸うのは性欲によるものではなく、あれは食欲であろう。ところが、かのフロイト博士の答えは“イエス”なのだとか。こんな記事を見つけた。


――フロイト博士は心の変調の原因を幼児幼少期の性衝動の為せる業と分析し「幼児性欲」という考えを見出した。当時「幼児性欲」という概念は常識的に受入れがたいものだったが、フロイトの「幼児性欲」の性欲は成人の性欲とは異なる現象における性欲を意味していた。幼児期の性欲はある意味で倒錯した性欲というもので、性感が性器に集中していない状況での「性欲」についてだったのだ。つまり、成人の性欲は脳と性器による性欲であり、幼児の性欲は未熟な脳と五感で快感を得る性欲だということ。
・口唇愛期:生まれて1歳半くらいまでは、唇や口内粘膜で乳房を吸う感覚を楽しみ、乳の味覚臭覚を楽しむ。そして、性衝動を満足させて眠る。
・肛門期:1歳半くらいからは、肛門や尿道が発達、トイレの躾が始まる。この時期になると歩行、言葉が不完全ながら可能となり、「いやだ」という意思だけ鮮明に表現するようになる。この時期になると、排便を好きな所、好きな時間にしたい欲求が芽生え、両親の希望と自分の欲求との間で葛藤を見せる。この時期に排便・排尿の快感が身につく。この快感が「性欲」とも深いつながりがあるので、重要なポイントになる。――


これは私が自分の性欲について書くうちに、なんだか急に馬鹿馬鹿しくなって、というか恥ずかしくなり、ほかの人はどんなことを言っているのだろうと調べていたら見つけたものである。いずれ性欲については、私なりの考えをちゃんと書こうと思う。今回は(も)私の負けです。