塀の上で

一と月ほどため込んだ資源ゴミ即ちビンカンペットボトルをいつもより少し早めに起きて職場への道すがら出すことにする。幸せは誰かがきっと運んでくれると信じていたぼくが馬鹿でした。子供でした。しとしとと降る雨のなかを自転車の前カゴにビンの袋2、ハンドル左右両端にペットボトル、中央にカンの袋をば結いつけいざ行かん。それら資源ゴミあらためてよく見るとその大半はぼくの産んだゴミであった。つまり酒類のビンカンばかりなり。なるほど家人かたくなにこの「資源ゴミ出し」だけを嫌がる気持ちが分かる。そこで「量よりも、バランスが大切です。」というジョーク(のオチ)だかなぞかけの解答のようなものを思いついたが今こうして書いてみると面白くもなんともない。というより意味不明であるしまた普通のことを言っているようにしか思えない。その後ニヤニヤしながら職場に向かったが何がそんなに面白かったのだろうか。16時ごろ鳩D吉でラーメンにありつく。いまさら「うまい」なんてそんなこと恥ずかしくて言えないわ。

夜、カットよっちゃんを肴に麦酒。後、蕎麦をたぐる。ほんと私って、たぐってばかりね。たぐり症よね。タグリーよね。もうとっくに、あきらめていたはずなのに・・・・・・。深更、ウイスキー飲みつつ記憶の糸をたぐる。途中、「明日も雨なのだろうか」とふと思う。

http://www.youtube.com/watch?v=0UB6U56pC3s