2010-01-01から1年間の記事一覧

風紀指導

連日の会議。会議とは云っても、拙宅の台所兼居間で家人と差し向かい、家人はコーラ、私は「秋味」とか云う麦酒を飲みながらの、極めてリラックスしたもの。肴は麻婆豆腐。うれしいことに、本日は家人が晩飯の仕度をすると申すものだから、私は事前に、麻婆…

悪癖3

「でもあれだなあ、不思議なことにこのパンツ、きのう寝る前のものと同じだし、この短パンだってそうなんだがなあ。つまり、ちっとも濡れた形跡がないというか、小便臭くもないし・・・・・・」 「よく見てないけど、する前に脱いだんじゃないの?」 「まあ…

悪癖2

私は、家人の声に正気を取り戻したものか飛び降りるのを踏みとどまったらしく、外ではなく室内のほうに向き直り、窓のサッシに座ったままこうべを垂れつつ、なんと、じょろじょろ放尿したというではないか。家人はそれを目のあたりにしながら、動揺のあまり…

悪癖1

15時起床。――なんともイヤな夢をみたなあ、恥ずかしいなあ――。などと思いながら階段を下り台所にゆくと、先に来てコーラなぞ飲んでいた家人が、私を見るなり顔色を変え、「ぼんちゃん、憶えてないかもしれないけど、すごく怖かった、どうしていいか分からな…

末期の人

朝出発。本日は土曜日のため配達ナシ。月曜配達分の積載と工場内作業。ひどく退屈、たまらず11時ごろ工場を抜け出しコンビニ(スリーF)にゆき、チキン香味焼き弁当とサンドイッチ、それにカップ麺(緑のたぬき)とピルクル、ポポロン、煙草を買い求め、隠れ…

暴露町のオナニスト5

2038帰宅。帰りの遅い私を、家人は定めし心配していることだろうと帰路の車中で思っていたのだが、なんのことはない、その家人は寝室で眠っていたのである。しかも小さなイビキまでかいているという状況から、熟睡しているということが分かる。すなわち「ぐ…

暴露町のオナニスト4

幸いなことに、その時の私は酒を飲んでいなかった。がしかし、心中でむらむらと湧きあがる例の欲求が、私を動かそうとしていた。私はかの、いまいましき“買物リスト”をくしゃくしゃに丸めて短パンのポケットにつっこみ、代わりに取り出した携帯電話の電源を…

暴露町のオナニスト3

その悪癖がもっとも顕著に現われるのは、外で飲酒したのち酩酊状態で帰るその道中でのことである。深夜、上機嫌でコンビニやスーパー(近頃は深夜営業しているスーパーも少なくない)に入ると、とたんに私は“宵越しの銭は持たねえ系”の人に成ってしまい「明…

暴露町のオナニスト2

しかしさうして、店内に一歩足を踏み入れてみますれば、これ、どういうわけか気分が高揚するものである。楽しいなあ。などと思いつつも、ふと、身の引き締まる思い。ここで気を付けなければならないのは、私の悪癖である。それがどういうものかというと、ま…

暴露町のオナニスト1

18時帰宅。入浴後、買物に出る。家人から手渡された“買物リスト”を見ると、そこには「卵(200円前後のものでよい)・とんがりコーン(焼きとうもろこし味)」とだけ記されており、私は、「なんだいこれは。この二点を買うだけの使いであれば、何もわざわざ今…

女丈夫

夜、わさび味の柿の種をつまみにビール飲みつつ会議。議題は「里帰り出産について」である。順調にいけば出産予定日は12月某日だから、家人は広島の実家に、10月中旬ごろ帰る予定であった。しかし昨日の検診で、医者にこんなことを言われたのだという。「広…

ガッカリしてるの

8時起床。本日仕事は休みだが、家人に付き添い婦人科にゆくため、仕方なくの早起きである。ひどい宿酔と睡眠不足は相変わらずであるが、まあ仕事にゆくよりはましであろう。というより、本日は胎児の性別が判明するとのことなので、少しく楽しみでもあった。…

安静の大獄

17時半ごろ帰宅。入浴後、米と酒を切らしていることに気づき、近所のスーパーへゆく。このところ買物と晩飯の仕度は、身重の家人に代わって私が担当している。身重とはいえまだ7ヶ月、家事ぐらいできそうなものだが、前回の検診時(2週間前)に医者から、子…

18時帰宅。入浴後書見。夜、シュウマイ、トマト、鱈子を肴に麦酒を飲む。ところで私はこの夏、宿酔の朝や夜飯時にはきまって飲んでいた烏龍茶をよして、麦茶をよく飲んだものである。考えてみると私は平生、麺ばかり食っていることから、突き詰めてゆくと小…

どうで死ぬ身の

朝出発。なかなかの宿酔ではあるけれども、それはまあいつものことだし、どうということはない。昼すぎには仕事を片付けて、午後から隠れ場所にゆき書見。このところ、西村賢太氏の著書を読み漁っている。「随筆集」以外の6冊を購入、うち3冊を読了したが、…

それから

朝出発。このところ、ひねもす眠くて仕方なく、一瞬たりとも仕事に身が入らないというような具合であるから、道中、サテンやらコンビニ(おもにMストップ)を見つけてはそこに入り、眠気ざましのアイスコーシーをしょっちゅう飲んでいる。そしてグラスの中の…

マイ・ウェイ

8時起。シドい宿酔だが土曜日はいつもシマだし暑さもたいしたことはなさそうなので、どうにかなるだろうとたかをくくって朝出発。本当は休むと決めていた。だってそうだろう、世間の人たちはみな休日ではないか、なんでおれだけが働かなくてはならんのだ。と…

そして神戸

朝出発。浅草から塩浜、平和島を経て横須賀に向かう。道中、中国料理店に寄り、レバー野菜炒めとライスを食う。――人肉がさだめし不味かろうことは想像に難くないが、ひょっとしたらヒトのレバーは案外いけるんじゃなかろうか。もし食う機会があレバ、できレ…

へちゃむくれ

朝出発。睡眠時間90分、宿酔、酷暑。連休中あまり汗をかかずに過ごしていたせいか、朝からものすごい量の汗をかく。四日分の汗、ということでもないのだろうが、とにかく、とめどないのである。だが、そこでG飲する冷水のうまさたるや格別も格別で、形容のむ…

燃えて燃えて夏泥棒

15時起床。暑い。台所にゆき天然水をG飲、「夏夏ナツナツココ夏、愛愛アイアイ愛ランド――」とペットボトルを持ったまま歌い、かつ踊り、はじめのうちは楽しかったのだが、しだいになんだか、とてもむなしい気持ちになる。http://www.youtube.com/watch?v=z_k…

うわっ…私の年収、飲みすぎ…?

1145起。ひどい宿酔なれどパソコンの前に正座、麦茶のみつつ玉音放送を聴く。http://homepage1.nifty.com/tukahara/manshu/syusensyousyo.htm後、台所にゆきカップ焼きそばを食う。そろそろ飽きてきた。自室に戻り、蝉時雨を聞きながらボケーッと過ごす。暑…

残酒お見舞い申し上げます

未明にタクミンを家まで送り、帰宅したのは4時頃か。ウイスキー飲みつつ書きもの。いつのまにか眠。15時起、台所にゆき麦茶をG飲。ひどい宿酔である。新聞ながめつつ、カップ焼きそばを食う。どんなにシドい宿酔であっても、この「カップ焼きそば」にだけは…

BBQの最高司令官

正午起。本日より四日間の夏休みである。台所へゆき、「ハイハイホー、チェキ、チェキ、チェキ少尉」とか「ランランラン、ランランラン、ランラン蘭ちゃんの、ハイミーお花畑」などと、いま思うと恥ずかしくなる自作の童謡を口ずさみつつ、カップ焼きそばを…

負傷兵

朝出発。睡眠時間80分、完全な宿酔だが、どうにか職場にたどり着く。毎朝こんな感じである。これでよく身体を壊さないものだと、ときどき自分でも不思議におもう。しかしまあ、そのうち壊すだろう。壊れるだろう。午前中激務。大汗かいて酒気が抜けるのは結…

アート物件に棲む女

涼しい。というほどでもないが本日はいくらか気温が下がり過ごしやすい陽気であったためかこのところ仕事に携行している氷(2ℓペットボトルの水を凍らせたもの)がすべてとけ元の姿すなわち液体に戻ったのは16時半ごろであった。数日前の猛暑日などはそれが…

夏の終わりのハーモニー

16時起床。16時とは午後四時のことであり、また、夕刻の四時である。どうしてそんな時刻に起きるのか、言い方を変えると、どうしてそんな時刻まで眠っているのか、と思われる方もいるのではないだろうか。いないのだろうか。どっちなんだろうか――。そんなこ…

過酒

朝出発。昨日負傷の左足、その痛みと腫れはいくらか引いたようであるが、顔の腫れ。これは毎朝のことであり、いかんともしがたい。昼飯は職場近くのコンビニで弁当を買って食う。のり弁当である。食っていて思い出したのは、父のことであった。――私の父は少…

びっこちゃん

朝出発。睡眠不足と宿酔で頭がボーッとしている。いつものことだが、今朝はそのためか、配達一軒目でトラックの荷台から転落し、左足に負傷。どうにか歩くことはできるので、骨折はしていないようである。激痛ひっかかえ、片足を引きずっての労働は普段より…

しなびたちん

拙宅の玄関は東向きなので、日中もっとも太陽光を浴びるのは日の出から昼頃にかけてである。向かいには日照を妨げるような高い建物はないから、この季節、私が家を出る朝8時頃ともなると、玄関のドアは熱せられ、その熱気がむらむらと、三和土で靴を履いてい…

夏蜜柑

朝出発。この暑さですからね、夜、就寝前に、冷蔵庫に入れておくわけです。ええ、ふんどしを。その「冷しふんどし」を朝、きつくきつく締めて家を出るわけなんですが、これがまた気持ちのよいこと、ヒヤッとしてスー、スカッとしてシャキッ、てな具合に、爽…